XT-330,XT-350 チューニング方法

XT-330,XT-350はマニュアル可変インダクタンスを被測定物のインピーダンスとチューニングすることで、10kVrmsを効率よく出力します。
チューニングが取れていないと出力が10kVrms出ないことに成りますのでチューニングは重要です。
プローブ内部の可変インダクタンストランスはチューニングステップ①700mH(チューニングランプ①)からステップ⑧86mHであり(チューニングランプ⑧)浮遊容量30pFを持っています。
上記インピーダンスと被測定物とインピーダンスとの合成インピーダンスによる共振周波数に合わせてください。
 

●基本的なチューニングの方法で試験周波数が指定されていない場合のチューニングは下記のような
手順になります。
1. チューニングランプの位置を④します。
2. 試験周波数を50kHzにします。
3. ドライブカレントを1~2Aにします。
4. 試験周波数を1kHzずつ上げていきます。(アクティブランプONのままで)
5. このときHVが上がっていかないか注視します。
6. 試験周波数は50kHzから低いほうも試します。
7. やはりHVが上がっていかないか注視する。
8. そしてHVが上がりましたら、そのうちでHVが一番高い試験周波数に固定します。
9. チューニングノブを回して①~⑧ランプの間でドライブカレントが一番低いところに設定します。
  ドライブカレントを最小にするときにHVが下がるときもありますが、気にしないでください。
10. この設定でドライブアジャストノブを回してHV電圧を上げて、試験電圧にします。

●基本的なチューニングの方法で試験周波数が指定されている場合のチューニングは下記のような手順になります。
1. 試験周波数に設定します。
2. チューニングランプの位置を④します。
3. ドライブカレントを1~2Aにします。
4. HVが最大になる様にチューニングノブを回します。
 HV最大がランプ①より左にある時は共振周波数が低い事を示しますので、補助インダクタンスを追加して共振周波数を上げて設定周波数を合わせてください。
 またHV最大がランプ⑧より右にある時は共振周波数が高い事を示すますので補助キャパスタを追加して共振周波数を下げて設定周波数を合わせてください。
 (HV最大調節中にドライブ電流が1~2A範囲を超えたら、その都度ドライブアジャストノブを回して2Aを超えないように調節してください)
5. HV最大近くにチューニング点があります。
 ドライブカレントが最小になるようにチューニングしてください。
 チューニングノブを左右に回してチューニングを確認してください。
 (このときHVが下がりますが、気にしないでください)
6. ドライブアジャストノブを回してHVを上げコロナ放電開始電圧を測定してください。
 (チューニングが取れている時はドライブカレントが5A以下ですが、ドライブカレントが大きくなる時は電流が下がるように再チューニングしてください)
7. ドライブカレントが5A以上になると発熱が大きくなるので短時間の試験にしてください。
 パワーアンプの温度が90度以上にならないドライブカレントで試験してください。
 

XT-330,XT-350チューニング設計思想 

XT-330,XT-350の測定回路

一般的に高周波トランスはコアを浮かし、低周波トランスはグランドして使用されます。
実使用状態に合わせた接続にして下さい。
さて、図4では一時側を切り離していますが、これは不安定になる接続です。

(図4) 一次側を切り離してはいけない
 
1. 試験周波数foは10kHz ~ 100kHzを1kHzステップで設定できます。
2. 出力レベルは0 ~ 10kVrmsまで連続可変できます。
3. 出力トランス Laは86mH ~ 700mHの可変ができます。
4. 出力トランスのLaの浮遊容量Caは30pFです。
5. 出力インピーダンスLa、Caと負荷インピーダンスLb、Cbによる共振周波数をfoに合わせる事で10kVrmsの高電圧を出力します。
6. 共振周波数はLaを可変することとCbを選ぶことによって希望の周波数に合わせることが出来ます。(別図 XT-330 PB39a測定可能範囲図参照)
7. 負荷インピーダンスはLb無し又はCb無しでも可能です。(別図 XT-330,XT350測定可能範囲図参照)
8. 特にCbのみの測定では10kHzで10kVrms、700mA,7kVAの高レベルの測定が出来ます。
9. 上記の共振周波数foは下記です。

 

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