前回の記事でZOOM社のハンディーレコーダー[H1essential]をiPhoneに繋いでUSBマイクとして使う方法をご紹介しました。
実は、初めにこの方法を試したときには上手く行きませんでした。そのときの症状と解決策をお伝えします。

●まず、ZOOM社が公開しているH1essential オペレーションマニュアルに書いてある通りの手順で接続しましたが本体の画面に「データ通信できません」というメッセージが出てしまい、音声がiPhoneに入力されませんでした。

●H1essentialをiPhoneを繋ぐUSBケーブルはデータ通信に対応していることは確認済みでした。

●試しに、パソコンにUSBマイクとしてではなくカードリーダーとして繋いでみました。するとH1essential本体の画面には「データ通信可能」というメッセージが出るもののパソコン側がH1essentialを認識しませんでした。

●そこでZOOM社に問い合わせてみると、カスタマーサポートの方が親切に回答してくださいました。

ご提案いただいたのは2点。
[1]H1essential本体のファームウェアを最新バージョンにアップデートする
[2]H1essentialを工場出荷時の設定に戻す

●まずはすぐにできる[2]を試してみました。やり方はH1essential オペレーションマニュアルの113ページ「工場出荷時の状態に戻す」に書いてあります。結果、この方法では変化がありませんでした。

●そこで[1]の「ファームウェアを最新バージョンにアップデートする」をやってみることにしました。
ファームウェアをアップデートするには、ZOOM社のウェブサイトのH1essential サポート&ダウンロードからアップデート用のファイルをダウンロードしてmicroSDカードにコピーする必要があるのですが、そもそもパソコンがH1esentialを認識しないのでH1essentialをカードリーダー/ライターとして使うことができません。そこで、別のカードリーダーを使ってコピーしました。

結論、ファームウェアをアップデートすることによって問題は解決されました。

H1essentialとiPhoneを繋いで使う際、上手く行かない点があったら[H1essentialの初期化]と[ファームウェアのバージョンを確認](最新のバージョンはZOOM社のウェブサイトの中のH1essentialの製品ページに記載されています)してみると良いかもしれません。