電話リレーサービス〜その1〜
ある朝、ラジオから電話リレーサービスについての話題が聞こえて来ました。
電話リレーサービスというのは、音声通話をすることが困難な人(聴覚に障害があったり、病気などで一時的に声が出せない人など)に代わってオペレーターが電話をかけてくれるというサービスです。
そのラジオのコーナーでは、主に電話リレーサービスが抱える問題について語られていました。わたしは、そのようなサービスがあることは知っていましたが、詳しい知識はなく、気になったので後から調べてみました。
すると、電話リレーサービスは、大切なインフラであると同時に、いろいろな課題を抱えていることがわかって来ました。
それはあまりにも多岐にわたっていて、正直全てを追うことはできませんでしたし、わたしが得た情報だけでもここには書ききれませんが、何かのきっかけになればと思い、そのごくごく一部を、2回に分けてご紹介したいと思います。

大切さ
インターネットがこんなに便利になった今の時代でも、まだまだ電話が前提とされている場面は残っています。例えば飲食店や美容室など、電話でしか予約できないところは結構ありますよね。それに、メールでの問い合わせに対する返信を待っている余裕がないときだってあります。予約もそうですが、意外と見落としそうなのがキャンセルの連絡。これ、急ぎたいときがありますよね。リアルタイムでのやり取りができるところが、「電話リレーサービス」の大きな利点であると言えます。
公共インフラになった
実は、電話リレーサービスは2021年に公共インフラとして制度化されています。
「公共インフラとして制度化する」とはどういうことかと言うと、みんなが当たり前に使える仕組みとして、国や社会がルールを作って支えること。「必要な人だけが使うサービス」ではなく、たとえば道路や水道のように社会全体で支える“なくてはならないもの”にするというイメージです。

よかったこと
電話リレーサービスを利用できるようになって、「よかった」という声はたくさんあるようです。
例えば・・・・・
「きこえる家族・知人・通訳者に頼らず、自分の意思で連絡・対応ができる 」
「家族や他人に頼む気まずさや時間的制約から解放された 」
「メール・FAXより即時性が高く、確認・予約がスムーズ 」
「病院やホテル予約、緊急連絡、業務連絡などで便利 」
(一般財団法人全日本ろうあ連盟による電話リレーサービスを利用している方々へのアンケートより)
など。
次回は、実際に起きている困りごとの例をご紹介します。