コロナ放電試験機 XT-350 PB39b


概要

 火花放電(Flashover)は、光と音を伴い高エネルギーを消費するので、その製品は明らかに動作不良となります。
 コロナ放電 (Corona Discharge) は、空気のイオン化によって発生するもので、微弱パルスであるため製品の動作には異常が無く検出も容易ではありません。
 しかしコロナ放電に伴って発生するオゾン(O3)は酸化力が強いので長期的に絶縁の劣化を招き火花放電を起こす危険を含んでおりますので対策しておく事が望まれます。
 XT-350 PB39bは高電圧印加によって発生するコロナ放電、火花放電の有無を調べ、コロナ放電、火花放電を検出すると放電率で表示します。


動作説明

 XT-350 PB39bはトランスの巻線とコア間、2次側巻線内、1次と2次側間のコロナ放電耐電圧を試験することをはじめ、小容量コンデンサ、モータ等あらゆる物の絶縁をコロナ放電の現象を利用して試験します。
 XT-350 PB39bはHV(高電圧出力)端子に任意の周波数(10k~100kHz)で任意の電圧(0~10kVrms、要チューニング)を発生し、被試験物に直接印加して、被試験物のコロナ放電・火花放電の有無を試験します。
 今まで検出が困難であったコロナ放電を正確に検出できますので、製品の信頼性向上にお役立ていただけると思います。
 高電圧の給電回路の中にコロナ放電があると危険です。これに使用される部品をXT-350 PB39bで検査することで製品の信頼性が高まります。
 たとえばコネクタやプリント基板の高電圧パターンとシャシ間のコロナ放電耐圧など、今まで不可能であった絶縁試験ができるようになりました。
 高電圧コンデンサはじめ被試験物の容量負荷に対して試験回路のインピーダンスを変更できるようにチューニング機構を備えました。

主な仕様
試験周波数 10kHz~100kHz 1kHzステップで選択可能
最大試験電圧 10kVrms(チューニングでドライブ電流を最小にして)
試験電圧印加方式 連続サイン波印加
負荷インピーダンス  インダクタンスは300mH以上、キャパスタンスは1,000pF以下
但し試験可能電圧は試験周波数によります。
火花放電計測 火花放電回数をカウントして0~255表示
コロナ放電計測 コロナ放電回数を放電率(0~100%)で表示
測定タイマ 0秒~99.9秒 (0秒は無限大となります)
波形モニタ端子 高電圧波形、火花放電波形、ドライブ電圧波形、コロナ放電波形、同期信号
外形寸法 本体 430(W) × 470(D) × 180(H) mm
プローブボックス PB39b 430(W) × 470(D) × 180(H) mm
質量 本体 16kg   プローブボックス PB39b 13 kg
消費電力 800VA
放電率の説明 放電率表示
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